買取実績
埼玉県川越市のお客様からオールデンのN0213の買取
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品はオールデンのN0213です。
埼玉県のお客様から宅配買取させていただきました。
オールデンのN0213の特徴
春夏にかけては当店でも特にお探しの方が増えるペニーローファー、コインローファーですが、特に人気なのがJMウエストンの180とオールデンのローファーアイテムです。
ミニマルでスッキリとした印象を受けるウエストンのシグニチャーローファーに対して、オールデンの物はどっしりとした印象。
特にこちらはフランスと日本にて人気を集めるアナトミカの別注アイテムとなっており、より無骨な印象を受けます。
アッパーに採用されるのはオールデンのシェルコードバンでもお馴染みのホーウィン社が鞣すシャモアです。
以前にも何度か取り扱わせて頂いている個人的にも好きな素材で、ホーウィン社製のシャモアは牛革を使用したオイルドヌバックの一種です。
元々シャモアは山岳地帯に住むカモシカの中間を指す言葉で、上質ななめし革が取れることからいつしかシャモアレザーというと殆どの場合は別の動物のヌバック革カテゴリーを指す言葉となったとされています。
日本皮革産業連合会曰く、ヒツジ又はラム皮を動物系のオイルで鞣した革。となっていますがホーウィン社のものは牛革を元にしてオリジナル調合の自然由来のオイルをたっぷり染み込ませて作られています。
油分を染み込ませている為、足馴染みは良く、柔らかな履き心地を体感頂けます。
ホーウィン社のシャモアの特徴として、銀面側の表、スエード側の裏の両方が使える点があります。
こちらはスエード側を使用したリバースシャモアとなっており、毛足の長いワイルドな雰囲気に仕上がっています。
ビロードのように独特の光沢感を纏っており、エキゾチックなローファーです。
通常のスエードも傷も目立ちづらく、メンテナンスも簡単ですがこちらも同様で特にメンテナンスに関してはほとんどしなくとも良いと言えるくらいタフな素材です。
お買取したオールデンのN0213の状態
こちらは使用10回未満と思われ当店でAランクのコンディションとなっておりました。
しかし履き口付近に血痕跡が見受けられました。
最初にタイトでフィッティングする事の多いローファーはどうしても馴染ませるタイミングで血が出てしまう事も。。
お買取の際にそういった文字通り「血の滲む思い」の跡が付いているものもございます。
どうしても血痕は気にされる方もおられる為、減額のポイントとなってしまいます。
しかしながら能性も高く、気の使わないローファーであり、踵のホールド感も優れた個体でありましたので精一杯の査定額をご提示させて頂きました。
こちらの買取金額は32000円となりました。
手放される事を検討されている革靴がございましたら是非一度、お見積りだけでも当店におまかせ下さいませ。