買取実績
東京都港区のお客様からのの買取
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品はハインリッヒ ディンケラッカーのウイングチップ ブダです。
東京都のお客様から宅配買取させていただきました。
ハインリッヒ ディンケラッカーのウイングチップ ブダの特徴
ドイツが誇る重戦車、靴のロールスロイスとも称されるハインリッヒ ディンケラッカーの手掛ける靴は非常に根強いファンも多いシューメーカーです。
私もそんな一人であり、広島にて布教活動に勤しんでいます。
ラスタイルでも入荷はしてもオンラインサイトには上がらず店頭で即完売となってしまうのが実情です。(県外にお住まいの方は申し訳ありません!)
なんといっても唯一無二の存在感と見た目に反しての履き心地が愛される所以かと思います。
ハンガリーにてハンドソーンウェルト製法で作られるハインリッヒディンケラッカーの靴は正にクラフトマンシップの塊。
少数精鋭にて品質に拘り、生産数は限られていました。
日本国内でも展開するお店も多くは無かったので、当時より本当に欲しい方が求めて購入するといったお品でしょうか。
そんなディンケラッカーは現在、経営方針の転換から工場をスペインへと移しています。
エドワードグリーンの旧工場製然り、今はなきメイドインブダペスト。。無いものは欲しくなるのがコレクター魂ですよね。
今回のお買取させて頂いたものもハンガリー製のお品。
ディンケラッカーのフラッグシップモデルといえるBUDAラストを用いたウイングチップシューズです。
なんといっても目を惹くのはウェルト部分のボリュームですね。
ツォップナート(辮髪縫い)と言われるこの製法はアッパーと同じレザーを使った革紐と撚った麻ひもを使って縫い付けていく、ノルウィージャン製法の仲間です。
イタリアではスターニョ製法なんて言われたりもするらしいです。
ハインリッヒディンケラッカーは3代目当主となる、バークハートディンケラッカー氏が前身の靴ブランドAPOLOからハンドソーン部門だけを残した際に初代(祖父)の名前を使って起こしました。
2004年までは一族経営で工房も40人規模の少数精鋭。
年間で作れる総数も非常に限られていました。
レザーの種類によって様々なタンナーの物を選りすぐるハインリッヒディンケラッカーですが、コードバンはやはりと言うべきかホーウィンの上質なコードバンを使用しています。
ホーウィン社製といってもグレードがありますがディンケの選ぶものは間違いなく最上級グレード。
過去のお取り扱い、スタッフ私物も含めて肉厚の個体が多いように思います。
唯一無二の存在感からお探しの方も多いツォップナートとシェルコードバンの組み合わせ。
最高です。
お買取したハインリッヒ ディンケラッカーのウイングチップ ブダの状態
こちらは屋外使用されていない試着のみのコンディションとなっておりました。
希少かつ重厚な一足の未使用品は履いて良し、飾って良し。
サイズも需要の多いサイズのなっておりましたので最大限のお買取価格をご提示させて頂きました。
こちらのお買取金額は120000円となりました。
もちろん旧工場製は高く評価しておりますが、逆に新工場製も喜んでお買取致します!
手放される事を検討されている革靴がございましたら是非一度、お見積りだけでも当店におまかせ下さいませ。