買取実績
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品は
チャーチのメッセンジャーです。
東京都のお客様から宅配買取させていただきました。
チャーチ メッセンジャーの特徴
日本への参入が早かったチャーチは英国靴ブームを牽引し、80年代、高級英国靴といえばチャーチと言われる程の人気と知名度を集めました。
チャーチは旗艦店が置かれた世界の大都市の名前をソックシートに入れる事からその都市名の数で年代を判定する事でも知られています。
中でもチャーチの転換期となる1999年のプラダグループ傘下入りの以前、以降を分けて旧チャーチ、新チャーチとも言われています。
現在は東京の名前も入る5都市の表記になりますが1999年以降は4都市の表記になり4都市5都市を新チャーチ、3都市以前を旧チャーチ、オールドチャーチと大別されます。
こちらのメッセンジャーは2都市のお品で通称、旧旧チャーチとも言われる時代に作成されたお品です。
まずこの時代のモノで大きく現行と異なるのは底付けの仕方です。
現在のチャーチはオープンチャネルで出し縫いがドブから見える状態です。
対してメッセンジャー、ハイエンドなドレスシューズを制作する多くのメーカーと同じようにヒドゥンチャネルと凝った仕様になっております。
今は無き旧チャーチ時代の隠れた名作ラスト
こちらのメッセンジャーの採用ラストは82ラストとなっています。
新チャーチでは廃盤となってしまった古い木型ではありますが現代の日本人にも合いやすい、履き心地に優れた木型かと思います。
ボールジョイントあたりでかなり内に振った設計でアーチサポートも感じます。
履き口からも捻れている事が確認でき、カウンターの芯材も非常に硬く踵が比較的細い方でも追従してくると思います。
実際私自身が試着させて頂きましたところ、あまりのサイズのドジャストさと履き心地についニヤついてしまいました。
シルエットは全体的にふくよかな丸みを感じ、その事からもドレス問わずに太めのパンツ等とは相性良く履けそうな雰囲気も良い。
万が一、百万が一にも売れ残るような事があれば是非とも私物にしたいと思うほど。。。(無事に次のオーナー様の元に旅立たれました。)
お買取したメッセンジャーの状態
ゴールデンサイズかつ旧旧チャーチの希少なデッドストックとなっておりました。
この年代の状態の良いお品は当然ですが年々希少性が増しております。
鑑賞するコレクションとしても十分な価値のあるアイテムとなっておりましたので最大限評価させて頂きました。