買取実績
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品は
J.M.ウエストンの690 ヨットです。
千葉県のお客様から宅配買取させていただきました。
690 ヨットの特徴
フレンチアイビー、フレンチワークファッションが雑誌でも紹介されスポットが当たる中で足元を飾るならフランスの老舗JMウエストンは選択肢から外せないのではないでしょうか。
ウエストンの看板アイテムといえばまずは180シグニチャーローファー、641ゴルフが上がる事かと思います。
それ以外にもハントダービーやハーフハント、トリプルソールダービー等も代表作ですね。
今回紹介するヨットはあまり知られていませんが、昨今再注目されているウエストンのデッキシューズアイテムです。
デッキシューズとは名前の通り甲板=Deckで履く靴と、元は船乗りの道具。
履き口を覆う飾り紐に、踵後ろの突起ヒールキッカー(海に飛び込む際、足をかけてすぐに脱げるようにとされています)
そしてグリップ力のあるソールが使われているのが基本的なデザイン。正にヨットはお手本のようなデッキシューズです。
ただそれだけで終わらず、随所にJMウエストンのセンスを感じます。
ソールが分厚いコマンドタイプのソールの為、存在感がありますがラストはシグニチャーローファーと同型のもので短めなノーズです。
小さめタイトフィッティングの代名詞の180は捨て寸もほぼない位で履かれることが多いですが、逆にヨットは攻める靴でも無いですし気楽に履いてもらえるかと思います。
何なら少し大きめで靴下厚めに合わせるくらいで気分は丁度良いんです。
内側トップラインにクッションがついているのも特徴の一つでフワッとしてます。その履き口から羽根にかけてアールではなくほぼ直角に角ばっているのもありそうであまり無いデザイン。
羽根の横にブランドネームが印字されているのも愛嬌がありますが、なんでヨットだけ印字されているんでしょうね。
なぜ話題を呼ぶのか
そんなヨットですが密かに脚光を浴びているのはアッパーに採用されるロシアンカーフという所も大きいでしょう。
トナカイ、帝政ロシア、沈没船、云々の方では残念ながらありません。
油分を含んだウエストンのロシアンカーフ、それを採用したゴルフは今でも非常に根強い人気があります。
ただこのロシアンカーフのゴルフがレギュラー展開から無くなってしまい、現行でロシアンカーフを採用したアイテムは最高級重戦車ハントダービーか、このヨットになります。
履き込むとジワりと光るロシアンカーフはスタイリッシュなブラックかエイジングを楽しむタンカラー、両方魅力的です。
現行にあるけど希少
ウエストンの中でも垢抜け切らない素朴さを感じるヨットは同じUチップデザインのゴルフと比較されがち。
デザインの共通点はUチップダービーでグッドイヤーだけだと思いますが、定価も同じなのでファーストウエストンシューズを「ヨットに!します!!」とはなかなか言い切りづらいのか見かけないです。。
今後知名度がぐんぐん上っていく事が予想されるロシアンカーフのヨットですが二次流通ではかなり珠数が少なく、ラスタイルでも買取強化アイテムの一つとなっています!
お買い取りしたヨットの状態
こちらは使用数回の合わせやすいブラックカラーとなっておりました。
ライトブラウンのタンカラーを育てるのも楽しいと思うのですがやはり黒靴はスタイリングを組みやすくて人気となっておりますので買取価格できる限り頑張らせて頂きました。
コレクション整理等で手放す事をお考えの革靴がございましたら是非、革靴買取専門店のラスタイルにお問い合わせ下さいませ!