買取実績
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品は
クロケット&ジョーンズのセルビー バタフライローファーです。
福岡県のお客様から宅配買取させていただきました。
クロケット&ジョーンズのセルビーの特徴
靴の聖地イングランドのノーザンプトンでも長い歴史をほこるクロケット&ジョーンズは母国の王侯貴族を始め、有名ファッションブランドや同じ靴業界からもOEMを受ける等技術力の高さで知られています。
こちらのセルビー、バタフライローファーもまた某ブランドの委託から始まります。
同じくイギリスのジョージクレバリーのビスポークシューズとして誕生したとされるバタフライローファーは30年代にはあったデザインとされています。
その後ポールセンスコーンやニューリングウッドでも制作されますがどのブランドもクロケット&ジョーンズにOEMを依頼するブランドとバタフライローファーのノウハウに関しては磨かれない訳がありません。
自社のコレクションとしてリリースしたバタフライローファーのセルビーの木型は375ラストを採用しています。
同ブランドの看板ローファーであるキャベンディッシュに使われている325ラストをベースに踵から土踏まずを細くて日本人向けに改良したのが375となっております。
すっきりとした甲に程よく丸みのある上品なラウンドトゥと雰囲気はそのままに細い踵の方が多い日本人向けにしっかりとホールドするヒールカップに改良されています。
クロケット&ジョーンズは豊富なラストメイキングから日本人向けラストを打ち出してくれる事でも支持されています。
キャベンディッシュと同じく人気モデルのコインローファーボストン2やハーバード2に使用される376、オードリー3にも採用される337ラスト等が代表例です。
私自身も踵が細い為、ヒールカップのヌケ感が気になる時が多々ありますので本当に頭が上がりません。。
焦げたような色ムラのあるバーニッシュドカーフは摩擦等を加える事によって表情が付けられています。渋い色味です。
未使用のブラウンでも濃淡がついている様は風格がありますが今後のエイジングも楽しみです。
コインローファーやタッセルローファーとも一味違ったデザインですがクラシカルな雰囲気もある為、特別奇をてらった印象は有りません。
フォーマルさもその間でしょうか。カジュアル過ぎずドレッシー過ぎない立ち位置は汎用性の高さが伺えます。
今回お買取したセルビーの状態
使用回数も非常に限られた回数のみの状態となっておりました。
前述の通りコインローファーよりもエレガントな装いでシャープな375ラストを使用している為、ジャケパンスタイルにも合わせやすい印象です。
ブラックであればビジネスにも提案しやすいので、お色で比較してしまうと使用シーンの広さで劣ってしまいますが、暖かなシーズンには特にローファーをお探しの方も増えますので最大限買取価格のほうも付けさせて頂きました。
手放す事をお考えの革靴がございましたら是非、買取革靴専門店のラスタイルにご相談下さいませ!