買取実績
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品は
オールデンの1339です。
茨城県のお客様から宅配買取させていただきました。
光り輝く希少なコードバン
1884年に創業したアメリカンシューズを代表するオールデンと言えば真っ先にコードバンを思い浮かべる方も多いはず。
馬の臀部の革であるコードバンはカーフでは味わうことの出来ない隆起するように入るシワに透明感のある艶が魅力的。
食肉として流通量の多い牛の副産物として取れる一般的なレザーと違い、農耕馬の革を利用するのでまず分母からして少ないのですが生産するにも時間と労力が掛かります。
そのことから主要タンナーでもコードバンを取り扱っている所は少ないです。
色艶、希少性からも革のダイヤモンドなんて言われたりもしますね。
コードバンのメジャーなタンナーとしてホーウィン社は世界中の皮革製品ブランドから支持されています。
かつて需要の激減から倒産の危機にあったホーウィン社のコードバンを大量に買うことによって窮地から救ったオールデンは、以降優先的にコードバンをホーウィンから買うことが出来ると言われています。
1339チャッカブーツの特徴
上質なコードバンを目一杯楽しむならチャッカブーツは最適解。
飾りの無い甲部分、モリモリ盛り上がる履きシワを邪魔する者はそこにはいません。
光の角度や種類によって色味の変化を楽しみつつ、つやつやなRa値を愛でる事が出来ます。
羽根のシャフト部分とノーズラインでは当たり前ですが経年変化も異なるでしょう。
正に成長をじっくり観察出来る環境の異なる広いフィールド、コードバンのビオトープなのです!
売って欲しいブログで出す熱量では無いかもしれませんが、それだけ人気があるお品の為高価買取させて頂きます!
ちょっとクールダウンで木型の説明。木型はオールデンの基本とも言えるバリーラストです。
気持ち長めのノーズにラウンドトゥ、土踏まずのくびれはあまり無いのでどっしりとした印象です。
クセの少ないフォルムからもサイズの基準にもなりやすいので、ファーストオールデンではまずバリーラスト採用モデルは有力候補かと思います。
オールデンにハマったらすぐに違うモデルも欲しくなったりしますからね(にっこり)
ソールはダブルレザーのオールラウンドグッドイヤーウェルト製法と、この点も重厚感をプラスしています。
チャッカブーツ全般に言えますがアイレットが少ない為、脱ぎ履きに比較的手間取らないのも利便性が良いです。
構成するパーツも少なく、シンプルなデザインですがマッチョなアメリカンシューズを感じます。
お買い取りした1339チャッカブーツの状態
こちらは使用10回以下のコンディションで、まだシワも少し盛り上がっただけの状態となっていました。
個体としてもパーツ毎の色感の差も目立つことなく、色染みも見受けられませんでした。
敷き詰められたコルク層の沈みも殆ど感じないクセが付いていない、販売に際しても次のオーナー様の足をしっかりと形状記憶してくれる状態となっておりましたので、出来る限り買取価格の方つけさせて頂きました。
コレクション整理や手放す事をお考えの革靴がございましたら、革靴買取専門店のラスタイルにお問い合わせ下さいませ!